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2008年12月29日

高校サッカーへの期待(特に野洲高校)。

[著 JPP]


高校選手権の時季が近づいてきました。天皇杯もいいのですが、高校もね、と言う事で。

天皇杯は、個人的な予想としては、マリノスが一番優勝に近いかなと。潜在能力は高いし、中澤のモチベーションも上がってますでしょうし、ガンバはちょっと過密日程で疲労がそろそろ来ると思います。名古屋戦でも後半はかなり辛そうでした。

高校サッカーは、レベルが低い、だから見てもしょうがない、と言う人に、「待った」をかけたいのです。

例えば、ラグビーでは、社会人や大学生よりも高校生の方がはるかに面白いです。なぜか?

高校サッカーにも同じ事が起こるんです。サッカーに関しては、大人の試合は十分高校よりも面白いですが。

高校生レベルでは、「クローズ」なゲームが行われる事がまずないという事ですね。

ラグビーの例を挙げましたが、ラグビーの場合、高校選手権は、中学生からやっている選手も多く、スキルフルなんですね。フィジカル勝負にならない分、ハンドリングスキルや、ランニングスキルの良さが目一杯出るんです。守備が甘いといえばそうなんですが、その分「スペクタクル」には事欠かないです。

サインプレーもがっちり決まるし、「プロフェッショナルファウル」もほとんどないです。

サッカーとの共通点は、「オープンゲーム」と言う事と、「汚いファウルがまず見られない」と言う点ですね。

だから、高校サッカーでは、飛び抜けた選手は、とんでもないスーパープレーを見せてくれるのです。懐かしい所では、国見高校時代の三浦敦宏と、山城高校時代の石塚のプレーが見られた'93の決勝がいい思い出として残っています。

そのあとも、富山一高時代の柳沢は飛び抜けていました。ボディバランスがすごくて、高校生のタックルでは全然バランスを崩さず、当時からフィニッシュの精度は高かったです(柳沢はゴールが少ないという人がいますが、それはシュート数が少ないだけで、フィニッシュの技術の高さは間違いないです)。

東福岡高校時代の本山もすごかったですねえ。一年ではボランチ、二年ではフォワード、三年ではトップ下、だった様に思います。上手い選手はどこでも出来るんですね。もちろん、志波監督の狙いとしては、ボランチで守備力を鍛えて、それに攻守の駆け引きを覚えて、スケールの大きい選手にしたいという思惑があっての事で、もとから攻撃の選手として考えていたという事は聞いています。

最近では、何と言っても野洲高校。

スキルフルですねえ。山本佳司監督のポリシーでもあるらしいです。山本監督の方法論としては、これは「サッカー批評」の監督自身のコラムに書いてあったのですが、

「日本の場合、そもそもチャンスそのものが少ないのに、決定力不足と書かれてしまう。フォワードがワンタッチするだけでゴールできる状況を作っておけば、そもそも決定力不足なんてことを言われるはずはありません。野洲高校の場合、パス、ドリブルで仕掛けさせて、コンビネーションも使って崩しに崩して、ゴール前ではすごくやりやすい状況を作る事を意識してトレーニングしています」(「サッカー批評」のコラムより抜粋、要約)

これだから、あの優勝した時の決勝点のように、流れるような崩しがみられるわけですね。

あの頃から、私は乾選手に注目していて、彼のドリブルはすごいと思っていました。コンタクトをあまりせずに、体の衝突は体の向きや当て方によって、うまくかわしていく。山本監督が、もともとレスリングの選手だった事も影響しているように思います。体の使い方がとても上手いです。コンタクトをかわす事も出来ますし、当たっても、相手の力をうまく利用して体をボールと相手選手の間に入れて、ボールキープだけは崩しません。

彼のようなすごい才能(日本代表にも選ばれましたね)を手放してしまうマリノスっていったい・・・このクラブには、俊輔の移籍の問題といい、ちょっといろいろ問題があるように思います。Jを引っ張るクラブである、浦和と横浜Fマリノスの内部問題については、今度の時に触れる予定ですが。

話を戻して、高校サッカーではスーパープレーを見たい!鹿児島城西高校の大迫選手や、境高校の住田選手のプレーが楽しみです。他にも注目選手はいっぱいいますが、最近はクラブユースの選手の方がスキルフルになっているので、高校の選手にはかっこよくて、なおかつ泥臭いプレーがみたいです。いよいよ、楽しみになってきましたね!
posted by FOOTMANIA編集部 at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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