2008年02月25日

東アジア選手権大会 韓国×北朝鮮

[文/しるこ]

北朝鮮のワントップシステムに合わせたためなのか、この日の韓国は4バック。ホジョンム監督がもともと4バック志向が強いということも要因の一つかもしれない。

中国戦で若干対応が遅れ気味だったチョヨンヒョンをはずし、オリンピック代表のレギュラーセンターバック、アジアカップにも出場したカンミンスをセンターバックの一枚におき、前の試合、ストッパーで出場したカクヒジュを左のサイドバックにコンバートした。
そして中盤の3枚を三角形に配置、いわゆるプレーメーカーと言われるポジションにはイグァヌを配置した。ここ数年、プレーメーカーを置かないシステムでたたかってきた韓国代表に、久しぶりにプレーメーカーイグァヌが戻ってきた格好になる。

韓国は2002年以降、基本的に4-3-3(または3-4-3)のシステムでたたかってきたが、中盤は逆三角形(3-4-3の場合は逆台形)でたたかうことがほとんどで、つまりはウィングの選手が重宝されてきた感があった。今回はおそらく北朝鮮のワントップに合わせて、中央を厚くするという方法を試したものと思われる。

システム変更に合わせて、中国戦とはメンバーを5人入れ替えているが、ワントップにコギグをおいたのは、パクチュヨンの負傷もあったが、新しく代表に加わった選手の多いFWのテスト的意味合いも強かったのだと思う。

コギグは、基本的に長身をいかした、ポストプレーを得意とする選手だ。ヘディングの強さと高さにもすぐれているが、ゴールを背にしてボールを受け、後ろの選手を動かし、自分も前に行くというタイプ。一人でも何でもできてしまうパクチュヨンとは少し違うストライカーだ。
技術的にはかなり未熟さを露呈したが、下がってボールを受けるなど、よく動き、顔を出し、イグァヌと共に中央でリズムを作り出したことで、両サイドの動きが活発になった。
中国戦では3枚で攻撃していた部分があったが、中盤選手、特にイグァヌとの連携が多く見られ、イグンホ、ヨムギフンがポジションを動くなど、攻撃が多様化してきたのが成長点だろう。
そして、両サイドや中盤も含め、人がよく動くようになってきたのも画面を通してだが、見て取れた。

ただ、若干守備が下がりすぎではないか、と思う場面もあり、4バックの時の守備にはまだ若干の課題もある。アジアカップの時にもあったが、二人のセンターの間を破られて失点という一番警戒していた形でゴールを割られた。しかも一番警戒していたはずの鄭大世に、である。
ラインコントロールやカバーリング、守備の連携にまだ迷いがあるように感じた。

ここずっと決定力不足が叫ばれてきた韓国代表。ここ数試合で少し光が見えてきた感がある。
守備は熟成が必要だ。今後ワールドカップ予選を得て、守備力や連携を高めていけば、自信を取り戻せるはずだ。

◆東アジア選手権大会、第2戦
韓国1-1北朝鮮
21分韓国:ヨムギフン
73分北朝鮮:チョンテセ

メンバー
【韓国】
キムヨンデ
イサンホ
カクテフィ
カンミンス
カクヒジュ(49分パクウォンジェ)
チョウォンヒ
キムナミル(Hファンジス)
イグァヌ(60分オジャンウン)
イグンホ
ヨムギフン
コギグ
【北朝鮮】
リミョングク
リジュンイル
パクナムチョル(Hキムグムイル)
リグァンチョン
アンヨンハク
ムンイングク
チョンテセ
パクチョルジン
ハンソンチョル(69分チャジョンヒョク)
キムヨンジュン
ナムソンチョル(Hチユンナム)

シュート数
韓国13(5/8)、北朝鮮6(2/4)

警告
チョンテセ(15分)、イサンホ(30分)、パクチョルジン(47分、48分)、ムンイングク(69分)、リミョングク(90分)
退場
パクチョルジン(48分・警告2回)
posted by FOOTMANIA編集部 at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | マッチレポート
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