2008年03月07日

2008年J1リーグ チーム分析&順位予想

[文/みっちー


 3月8日。2008年Jリーグ開幕が明日に迫った。昨年、悲願の10冠を達成した鹿島は連覇を、そして世紀の大失速で優勝を逃した浦和は雪辱を誓う。しかし、G大阪・清水・横浜FM・磐田が覇権奪回、川崎が初タイトルを虎視眈々と狙い、赤い2チームに待ったをかける。そして優勝は狙えずとも、柏・神戸の2007年昇格組と、札幌・東京V・京都の2008年昇格組は、J1定着を目指す。このように、18チーム18様の目標を掲げて挑む2008年Jリーグ。そんな今季を迎えるにあたって、筆者が得た情報等を用い、独断と偏見で戦力・補強・継続性の3点をA〜Dの4段階で評価。今季の優勝争いや、降格争いを予想してみた。これを読んで、皆さんにも今季のJリーグに思いを馳せて欲しい。まずは目標を優勝に設定し、優勝争いを演じるであろう5チームから紹介したい。

鹿島アントラーズ  戦力A 補強C 継続性A
 昨年、リーグ屈指の中盤を擁し、リーグと天皇杯の二冠を達成した鹿島。今年は連覇と共にアジア制覇を目指す。しかし、柳沢・ファボンが移籍。U-23代表に名を連ね、CB・SB・ボランチをこなすユーティリティー性を携えた伊野波をFC東京から獲得したが、いまだレギュラーとベンチの差は大きいく、ACLを戦うチームとしては選手層が薄い事が不安視される。これを解消するには、昨年、オリヴェイラ監督の起用により成長の片鱗を見せた、船山・佐々木・石神らが更なる飛躍を遂げるしかない。
キーマン 田代有三
 プロ入り後初めてレギュラーとして開幕を迎える田代。戦術的に大きな役割を担う彼だが、今年はFWとして多くの得点に期待したい。彼がコンスタントに得点し、シーズン10点以上を挙げれば、鹿島は自ずとタイトルに近い場所に位置するだろう。

浦和レッズ 戦力A 補強A 継続性B
 ACL制覇、CWC3位と世界で結果を残したが、国内タイトルは無冠に終わった昨季。今季は世界と国内両方でのタイトル獲得を目指す。それを物語るように今オフは大型補強を敢行。新潟から4シーズンで62得点を挙げているエジミウソン、大分からは21歳ながらAマッチ出場歴を持つ梅崎、そして、フランクフルトから日本のエース高原を獲得。ザルツブルグから左サイドのスペシャリスト三都主も復帰し、リーグ・ナビスコカップ・ACL・代表戦の過密日程にも対応でき、ターンオーバーも可能な陣容が揃った。後はオジェック監督が、昨季、メンバーを固定して終盤の失速を生んだ反省を活かし、このメンバーを上手くやり繰りするだけだ。
キーマン 高原直泰
 WC3次予選へ向けて行われたテストマッチや、WC3次予選タイ戦では、低調なパフォーマンスに終わり、東アジア選手権のメンバーから落選。だが、代表落ちした事でチームに早期合流でき、体をイチからしっかりと作る事ができた。昨年浦和が過密日程の中でも勝ち点を積み重ねたのには、ワシントンという絶対的エースの存在が大きかった。高原の爆発なくして、浦和の、世界と国内両立は成り立たないだろう。

ガンバ大阪 戦力A 補強A 継続性A
 もはや秋の風物詩となったガンバ大阪の失速。昨年も前半戦はスローガン通りの超攻撃で他チームを圧倒したが、第20節の浦和戦に敗れて以降は、得点力不足に喘いだ。メンバーをほぼ固定しながら戦うことで、夏場以降に主力の多くが共にコンディションを落としてしまう事が原因だろう。ACLにも参戦し、更なる過密日程が予想される今季は、水本・福元・佐々木・ルーカス・山崎といった即戦力を大量補強。浦和にも見劣りしない選手層を実現した。選手層の厚さは、代表組7人が欠場したパンパシフィック選手権で、圧倒的な攻撃力を見せ付けながら優勝した事に示される。春先のパフォーマンスは素晴らしいので、夏場以降のガンバの戦いに注目したい。
キーマン 二川孝広
 ガンバの司令塔といえば、クラブだけでなく、代表でも中心選手へと成長した遠藤保仁だろう。しかし彼への大きな依存が、彼のデキに試合内容が大きく左右されてしまうチーム状況を生んでしまっている。そこで、遠藤と比べて見劣りしない程の能力を持つと言われる二川の更なる飛躍に期待したい。遠藤が調子を落とした時に、それを補うほどのプレーを二川が見せれば、チームは更に安定するだろう。

清水エスパルス 戦力A 補強B 継続性A
 長谷川体制4年目の今季、清水が狙うのは優勝だ。市川・児玉の両SBの積極的な攻撃参加が生み出すサイド攻撃を軸に、フェルナンジーニョの個人技がアクセントを加える攻撃パターンは完成されている。そして、マルコスパウロを獲得した事で、元々定評のあった守備は更に強固な物になった。藤本・青山・矢島・岡崎・原などの若手も確実に成長。加えて、大学生ながら、U-23代表の本田拓也、総体・高円宮杯・選手権の得点王3冠を獲得した大前元気と言った素晴らしい新人も獲得。黄金時代到来の準備は整ったといって良いだろう。
キーマン 矢島卓郎
 清水の唯一の不安材料は、エースだったチョジェジンが移籍した事だ。得点だけでなく、競り合いでの絶対的強さで、チーム戦術上でも重要な役割を担っていた彼の穴はあまりも大きい。そこで期待されるのが矢島である。昨季はレギュラーポジションを獲得し、7得点を奪ったが、今年は更に大きな成長が求められる。彼がエースとして独り立ちすればする事が、今年の清水の命運を分ける。

川崎フロンターレ 戦力A 補強A 継続性A
 J2で37得点を叩き出した超人フッキが、レンタルから復帰。この2年の武者修行で、J屈指のストライカーに成長した。昨季得点王ジュニーニョ、北朝鮮のエース チョンテセに、この超人を加えたFWの破壊力は、J史上屈指と言っても過言ではない。更にベンチには代表に名を連ねてもおかしくない我那覇、黒津が控える。誰をピッチに送り出すのか、関塚監督にとって嬉しい悩みの種だろう。MFも日本代表山岸を千葉から獲得し、山岸・谷口・中村・森という代表レベルの構成力を実現、控えには新人ながらキャンプで高評価を得る田坂や、昨年浦和戦でゴールを挙げた養父などの若手が備え、こちらも層は厚い。一方、DF陣は貴重なバックアッパー佐原が移籍した事により、手薄になってしまった。DFに故障者が相次ぐと苦しいシーズンになってしまうだろう。
キーマン 中村憲剛
 いくらFWが揃っているとはいえ、このチームはやはり中村のチームである。昨シーズンはリーグ・ACL・代表の過密日程で疲弊し、明らかにコンディションを落としてしまっていた。しかし、ACL準々決勝で敗退後は完全復活。多くのゴールに絡んだ。今年は国内の試合のみに専念でき、コンディションも昨年に比べて良い状態を保てるだろう。川崎が悲願の初タイトルを獲得する日も近い。


次はここまで挙げた5チームを追うグループ。つまり優勝には及ばないであろうが、勢いに乗れば優勝争いを演じる可能性も秘め、最後まで優勝を争うようなチームから勝ち点を奪う力も備える。一方で同時に、残留争いを行うチームに勝ち点を与える可能性も十分にあるため、このグループのチーム相手に勝ち点を幾ら奪えるかが、優勝・残留争いを大きく左右する。


アルビレックス新潟 戦力C 補強D 継続性B
 昨季6位にまで躍進した新潟だが、エースのエジミウソンに、上位進出の原動力だった坂本、低い位置から好配給を送っていたシウビーニョと、代えが効かない主力を相次いで流出。FWにはブラジル全国選手権2部の得点記録を更新したアレッサンドロを獲得したが、その実力は未知数である。Jでの実績がある選手の補強は皆無で、移籍した選手の穴が埋まるかは蓋を開けてみないとわからない。やはり今季は苦しい戦いが強いられるだろう。唯一の救いは、残った主力に若手が多く、彼らに成長を見込める点だろうか。
キーマン 田中亜土夢&河原和寿
 昨年行われたUー20ワールドカップでも活躍した二人。しかし、クラブではいまだレギュラーポジションを確保できていない。今季は同じポジションで絶対的存在だったエジミウソン・坂本が抜け、レギュラー獲得のチャンスは確実に増える。生き残りを賭けた勝負の年だ。

横浜Fマリノス 戦力A 補強B 継続性C
 昨年、早野体制で攻撃的なチームを目指したマリノス。しかし開幕以降、結果がなかなか伴わず、プレッシングサッカーに活路を見出した。しかし運動量が要求されるこの戦術では、試合を重ねるたびに選手達は激しく消耗。1シーズン続ける事が不可能な戦術だった。そして今年はシーズンを通して高水準のパフォーマンスを達成するべく、ジュビロ磐田の黄金時代を築いた桑原監督に指揮を託す。岡田監督の現実的なサッカーと、早野監督の理想のサッカー両方を知る選手達を、理想と現実が良いバランスで使いたい。昨年大活躍して代表にも定着した山瀬や、アジア最高レベルのDF中澤など戦力はJでも高いレベルを誇る。そして早稲田大から兵働、水戸から小椋など、有望な若手も獲得。あとはチームとしての戦い方が定まれば、優勝争いも夢じゃない。
キーマン 山瀬功治
 ロペスが仙台から加入した事により、昨年より1つポジションを下げる事が濃厚な山瀬。しかし、彼の最大の魅力はパスやドリブルでのチャンスメイクよりも、高い得点力だ。3列目の山瀬が、昨年のように多くの得点を決める事ができていれば、マリノスの攻撃サッカーは完成しているはずだ。

柏レイソル 戦力B 補強B 継続性A
 今年の勝ち点を55に設定した柏。昨年の成績に当てはめれば、川崎を抜いて5位となる数字である。昨年から勝ち点5の上乗せを目指すチームは、オフも積極的に動いた。新人王菅野を横浜FC から獲得し、南との正GK争いはJ最高レベルにまで激化。中盤にも茂原・アレックス・ポポなどの即戦力を補強。各ポジションで競争原理が生まれ、選手達の成長を促すだろう。チームの戦術は固まっており、選手レベルの底上げで勝ち点+5を目指す。
キーマン 古賀正紘
 彼の加入なくして、昨年の柏の堅守は成り立たなかっただろう。柏で2年目を迎える今季も、もちろん守備の要。フロントが、前線に比べてDFラインに大した補強を行わなかったのは、彼がまとめるDFラインへの期待の表れだろう。フランサと並んで、柏の中で絶対に代えが効かない選手だ。

ジュビロ磐田 戦力B 補強B 継続性A
 内山監督・柳下コーチという、黄金時代を知る指導者の下、パスサッカー復活に乗り出した磐田。今季はその流れをより強めるべく、黄金時代のチームの大黒柱だった名波を復帰させた。更にFWに仙台から萬代、サイドには日本代表駒野といった即戦力を獲得。これによりFWは日本代表の前田、U-23代表候補のカレン・萬代、ブラジル人助っ人ジウシーニョに、生ける伝説中山による激しいポジション争いが繰り広げられる。サイドも駒野・村井・太田と、日本代表レベルの選手が3人在籍する豪華布陣だ。優勝争いに食い込んでもなんら不思議でない陣容が整った今季。強い磐田が帰ってくるか、注目したい。
キーマン 前田遼一
  いまやエースに成長し、その能力には疑いの余地がない。しかし怪我が多く、シーズンを通して活躍した事がないのが不安な点である。今季も東アジア選手権で負傷した左膝の状態が、なかなか良くならず開幕戦には間に合わない。彼が早期復帰を果たし、シーズンを通して働くことが、磐田の上位進出の絶対条件だ。

ヴィッセル神戸 戦力B 補強A 継続性B
  J1で2シーズン目、松田体制3シーズン目を向かえる今季は、チーム史上最高タイの年間10位に入ったメンバーと戦術をベースに、+αを加えて上位進出を目指す。メンバーには松橋章・鈴木規・吉田孝ら、Jの実力者達を大量補強。チーム力は確実にアップした。そして韓国代表の金南一も獲得し、昨季試行錯誤を繰り返したボッティの相棒問題も決着。他のポジションに比べて、河本・北本が務めるCBはやや不安だが、上位進出を果たす駒は揃ったといえる。
キーマン 金南一
今季決行した大型補強の目玉。2月に行われた東アジア選手権にも韓国代表として出場し、大会MVPを獲得した。彼はボッティの守備の負担を軽減し、攻撃参加を促進させる面や、昨季からの課題である守備を安定させるという使命を担う。彼が期待外れに終わるなら、今季の神戸が昨季以上の成績を残すのは難しくなるだろう。

名古屋グランパス 戦力C 補強C 継続性C
 ストイコビッチが監督として、再び名古屋に帰ってきた。しかし、本田圭・金正友の主力二人が移籍。マギヌン・深井を獲得したものの、戦力ダウンの感は否めない。上位躍進の鍵は、若い選手に面白い人材が多いと言われるだけに、彼らの成長次第か。また、ストイコビッチ監督はパスサッカーを目指すが、レギュラークラスの選手に司令塔タイプは少ない。アタッカーに良い人材が多いので、彼らを操るパサーの育成・台頭が急がれる。
キーマン ヨンセン
 今季も攻撃は彼頼みになりそうだ。少々クロスがずれても、ゴールにしてしまうヘディング技術はさすがの一言。2列目から積極的にゴールを狙うマギヌンが加入した今季は、ポストプレーでの貢献も期待される。

FC東京 戦力B 補強B  継続性D
 U-17代表監督を務めた城福氏が監督に就任。FC東京でも、代表監督時代から掲げていた「人もボールも動くサッカー」の具現化を目指す。そしてフロントも、羽生など監督の哲学に沿った補強を進めた。また、チーム得点王だったルーカスが抜けたFWには、Kリーグ得点王のカボレを獲得。型にはまれば上位も十分狙える戦力が整い、今年こそ台風の目になる可能性を秘める。
キーマン カボレ
 頼みのルーカスが移籍し、平山・赤嶺はまだエースと呼ぶには心もとない。そのため、Kリーグ得点王という肩書きを持つカボレにかかる期待は大きい。昨年のワンチョペの例が不安を煽るが、川崎との練習試合で早速2ゴール。ホンモノの匂いを漂わせている。

ジェフ千葉 戦力C 補強C 継続性D
 前監督アマルを解雇し、オシム路線からの脱却を図る今季。しかし、このフロントの意向は、羽生・山岸・水野・佐藤勇・水本の主力5人の流出を呼ぶという最悪の結果を生んだ。一時は降格の最右翼とも見られたが、谷澤・馬場など、派手さこそ無いが可能性を秘める実力者達を獲得。更に新潟から坂本が復帰し、戦力にはなんとか目処が立った。後は11シーズン振りにJで指揮を振るうクゼ監督の手腕に託される。
キーマン 馬場憂太
 FC東京では毎年期待されながらも、大きな結果を残すことができなかった馬場。その能力は誰もが認める逸材だけに、新天地で爆発して欲しい。彼や谷澤・苔口・青木良ら、前チームで能力を発揮しきれなかった移籍組の才能が花開けば、千葉の今シーズンの快進撃は約束される。



そして最後に、残留を現実的な目標にシーズンを戦うであろう5チームを紹介する。


大分トリニータ 戦力D 補強C 継続性A
山崎・松橋章・梅崎などの主力が相次いで移籍した大分。ウェズレイ・家長を補強したが、家長が右膝前十字じん帯損傷で全治6ヶ月と長期離脱が決定。トップ下のポジションが早くも空席となった。トレーニングの中で、トップ下が本職ではない根本や金崎のトップ下起用を試すなど、開幕からメンバー選考に苦しむ。今季もまたシャムスカマジックに、期待する他ないだろうか。
キーマン 鈴木慎吾
 家長の長期離脱が決まった今、チャンスメイクは彼の左足にのみ託される。昨季は途中加入し、大分のJ1残留に大きく貢献。同じく途中加入で、残留に貢献した梅崎が移籍した今季は、更なる活躍が期待される。

大宮アルディージャ 戦力D 補強D 継続性C
 大宮は毎年降格争いからの脱却を目指すものの、抜けきれない現状が続く。今年は長年続いた守備的なサッカーから、攻撃サッカーへの転換を図る。しかし、前線の選手で目につく選手の補強もなく、昨年までのプレー振りから想像する限り、成果が表れる可能性は低いと言わざるをえない。慣れ親しんだ守備的なサッカーで勝ち点を重ねる事が、J1残留のためには現実的だろう。
キーマン 小林大悟
 一昨年ブレイクし、一気に代表入りも果たした彼だが昨年はトーンダウン。大宮が攻撃サッカーを目指すなら、攻撃の鍵を握る彼の復活は欠かせないだろう。今季は再び輝きを取り戻さなくてはいけない。

コンサドーレ札幌 戦力D 補強D 継続性A
 48試合で45失点と抑えた固い守備を武器にJ1昇格を果たした昨季。今季も失点のリスクを最小限に抑え、1点を守りきるサッカーで勝ち点を狙う。しかし、DFの柱ブルーノクアドロスが移籍。広島から吉弘を獲得したが、DFリーダー曽田にかかる期待は昨年より増す。攻撃面では、得点源として期待されたノナトが練習試合でノーゴールに終わり不安を増長させる。これらのように不安要素は多いが、大宮で過去に2シーズン、決して豊富とは言えない戦力で残留した実績を持つ三浦監督の経験は、他チームにない大きな武器となる。
キーマン 曽田&吉弘
 昨年、J2で失点32と鉄壁の守備を誇っていた横浜FCがJ1では66失点を喫して降格したように、J1とJ2のレベルの差は大きい。しかし、札幌は守備から試合を作るため、CBコンビがJ1の攻撃陣相手に闘う事ができるかが、試合の行方を占う。

東京ヴェルディ 戦力D 補強C 継続性C
 フッキと言う規格外のエースを擁して戦い、J1昇格を勝ち取った昨シーズン。だが、今季はフッキがレンタル下の川崎へと復帰。チームの戦術だったと言ってもいい程の選手を失ってしまった。今オフに獲得した土肥・福西や昨シーズンから活躍する土屋・服部・広山など様々な経験を経ているベテラン選手が多く、大崩れするような事は無いだろうが、J1で戦う戦力としては物足りない印象は拭えない。
キーマン ディエゴ
 昨季フッキと共にJ2で大暴れしたディエゴ。今季は相棒を失ったが、むしろ彼にかかる期待は大きくなる。過去2年間J2で見せた爆発力はJ1でも十分に通用するだろう。東京Vの命運は彼の両足にかかっている。

京都サンガ 戦力C 補強A 継続性C
 サンフレッチェ広島との激戦を制し、4度目のJ1昇格を果たした京都。過去3度の失敗を反面教師とし、今季の昇格組で最も精力的に動いたチームである。FWに柳沢・林、MFに佐藤勇、DFにシジクレイ・増嶋と、昨年J1で活躍を見せていた選手達を各ポジションに獲得。チーム力は格段に向上した。更に昨シーズン成長し、入れ替え戦でも活躍を見せた田原・中山・渡辺大など若手も確実に育っている。一昨年J1で結果を残したパウリーニョも健在。J1の舞台で京都旋風を巻き起こす。
キーマン 田原豊
 かねてから潜在能力は高く評価されていたが、結果を残すことができずにいた。しかし、昨シーズン遂に才能が開花。入れ替え戦第1戦での2ゴールも記憶に新しい。加藤監督の信頼も厚く、3トップの中央のポジションは、ほぼ確約されている。それだけに、彼が結果を残せないと途端に苦しくなるだろう。



今まで書いた情報を考慮した上での私の順位予想は、

1位 G大阪
2位 川崎
3位 浦和
4位 清水
5位 鹿島
6位 横浜FM
7位 FC東京
8位 磐田
9位 神戸
10位 柏
11位 京都
12位 千葉
13位 名古屋
14位 大分
15位 新潟
16位 札幌
17位 大宮
18位 東京V

と、なった。

 やはり最初に挙げた5チームの戦力・安定感は他のグループと一味違う。その中でもG大阪・川崎・浦和の3チームの力が特に突出している。この3強を中心に2008年のJリーグは動くだろう。
優勝に推したG大阪だが、パンパシフィック選手権優勝が示唆するように、昨年に比べてスタートのメンバーとベンチの差が縮まっている。そのため今年は昨年ほど夏場以降に苦しまないのではないかと予想する。続いて2位に予想した川崎は、攻撃力は脅威だが、上に挙げたようにDF陣に不安を抱えるため優勝に推しきれない。また、負けないサッカーを出来る鹿島・浦和も、かなりの勝ち点を稼ぐだろうが、鹿島は選手層の薄さから、日程が厳しくなる4月・5月、ACLのグループリーグを勝ち抜けば10月・11月に苦労するだろう。そして浦和はポンテ不在の春先を中心に、勝ちきれない試合が昨年より増えると考える。ワシントンの穴はやはり大きい。清水は、選手それぞれのバランスは良いが核となる選手がいない。昨年の鹿島も核となる小笠原の加入が無ければ、優勝は無かっただろう。矢島・藤本といった期待の若手が代表レベルの核にまで成長すれば優勝の二文字にかなり近づくだろうが、現時点で成長までは予想できないので、今年も4位が妥当だと予想した。
 6位から13位までは今年もかなり勝ち点が迫るだろう。正直第2グループは、どのチームがこの中のどの位置にいてもなんら不思議ではない。その中に食い込むと私が予想したのが京都だ。残留争いのグループに挙げたが、戦力的には第2グループが妥当である。去年の柏のように、スタートダッシュに成功すれば途中までは優勝争いに絡む可能性もあるとみる。
 京都に代わり残留争いを演じるのは新潟と予想。エジミウソン・坂本・シウビーニョの代わりはそう簡単に務まるものではない。今の戦力で残留争いを免れるのは難しいか。そして、自動降格・入れ替え戦は札幌・大宮・東京Vが味わうであろう。札幌は三浦監督の手腕は素晴らしいが、今のメンバーでJ1のチームから点を奪うのは難しいだろう。昨年の大宮の様にコツコツと勝ち点を重ねる事は可能だろうが、厳しい戦いが続く事には変わりない。続いて大宮だが、攻撃サッカーへの転換を目指しているというのが大きな不安要素だ。攻撃サッカーをしようにも、攻撃サッカーに適した人材が少ないように感じる。身の丈に合ったサッカーを目指すべきではないだろうか。そして最後に東京V。フッキ頼りだった昨季のサッカーの再現は不可能だろう。そして、新たなストロングポイントも見当たらない。開幕から試行錯誤を繰り返す姿が目に浮かぶ。

 以上のように、独断と偏見で好き勝手に言わせてもらった。皆さんはどのように今季を予想しただろうか?

 3月8日。私たちサッカーファンの熱い日々が再び幕を明ける。


[文/みっちー
posted by FOOTMANIA編集部 at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 特集
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/88552200

この記事へのトラックバック